トップページ マネジメント パソコン英語
進学 ・資格 仕事 ・生活 技能ハッピーライフ
スキルアップでキャリアプランニング!! Click Here!


スキルアップでキャリアプランニング!!コーナー


スキルアップでキャリアプランニング!!
 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■                             
■   ピンッとくるヒント!役立つ最新情報!
■      ----------- 日経ISで躍進企業の経営情報戦略と戦術
■                             
■      2005/11/21        第25号
■                             
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ホームページ → ../

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
$
$     いま旬なあの企業、伸び盛りの注目企業
$
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

 今日は、株式会社デジタルスケープ(英文社名:DIGITALSCAPE Co.,
Ltd.)です。

 IT系クリエイターの人材派遣業を行い、人材の質を数値化し、社内
分業で業務を効率化しています。

 取扱い業務:

・デジタルクリエイターとITエンジニアに特化した人材コンサルティン
グ事業
‐人材派遣
‐人材紹介
‐紹介予定派遣

・ 制作受託事業
‐Webサイトの制作・運用受託
‐CG・GAMEの制作受託
‐ITソリューションの受託

 なお、デジタルスケープは東京本社において国際標準化機構の品質マ
ネジメントシステムに関する国際標準規格「ISO9001:2000」の認証を
取得しています。
 対象範囲:CG/インターネットコンテンツの制作技術者の派遣及び紹
介サービス。

----------------------------------------------------------------

■経営のポイント

 即戦力になることを求められる派遣スタッフは、そのスキルをシビア
に判断されます。

 しかし、デジタルコンテンツの分野では、これまでその判断材料に乏
しかったのです。

 客観的に測れる基準は存在せず、カタカナの肩書が無数にあふれ、実
務経験の豊富なクリエイターにニーズが集中しています。

 そこでデジタルスケープは、業界に先駆けてクリエイターのスキル基
準を設定しました。

 独自の診断システムMeetsを構築し、2004年8月から稼働させま
した。

 人材の質を「数値」に置き換えて、デジタルクリエイターに特化した
派遣会社として、若手クリエイターの育成に活用しています。

 Meetsは
・テクニカル診断システム
・ヒューマンスキル診断システム
・職務スキル診断システム

の3つから構成されています。

 これにより、導入前後の半年で、中途解約者は25%減少したとのこ
とです。

◇テクニカル診断システム

 10年近く行ってきたスキル判断の実績をとりまとめ、詳細な基準を
設けました。

 レイアウトデザイン、画像処理、文字の処理などの大項目に始まり、
それぞれに「使いやすいサイト構成ができているか」といった小項目に
至るものです。

 これにポイント数を割り振って、合計ポイントを見ればスキルレベル
が明らかになります。

◇ヒューマンスキル診断システム

 ストレス耐性などのヒューマンスキルは、職務経歴書や面談だけで知
るのは困難です。

 一般の適性診断テストは業務と関連させたものはなく、クリエイティ
ブ業界特有の業務スタイルに合う適性診断テストは自社で開発する必要
がありました。

 人材コンサルティング会社の協力を得て、登録者など300のサンプル
を調査し、試行錯誤のうえ、

・ワークスタイル
・ストレス耐性
・ポテンシャル

という3つの軸を設けました。

◇職務スキル診断システム

 IT・デジタル業界は歴史が浅いため、いろいろなカタカナ肩書には明
確な定義はありません。

 そこで、肩書を取り去り、個々の職務に分解して実績を判断しようと
試みました。

 第一線で活躍している人たちにヒアリングし、24の職務を抽出し、
診断テストはこの24の職務それぞれの遂行レベルを設定しました。

 これにより、業務内容ごとに、これまでにやってきた職務を明確にす
ることができます。

■会社データ:

社名 株式会社デジタルスケープ DIGITALSCAPE Co., Ltd.

設立 1995年10月4日

資本金 3億2900万円(2005年2月10日現在)

代表取締役社長 藤川幸廣

決算年月日  売上高 営業利益 経常利益 当期利益
2005年3月期  4,819   236   210   123百万円
2004年3月期  4,036   195   194    90百万円
2003年3月期  3,335    93    94    40百万円

従業員数 78名(2005年4月1日現在)

売上高 48億1,979万円(2005年3月期/平成17年3月期)

所在地 東京本社
 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷野村ビル8F
 TEL 03-5459-6200 (代) FAX 03-5459-6209
 事業許可番号:派遣/般13-07-0304、紹介/13-07-ユ-0239

大阪支店(2004年11月29日に下記に移転いたしました)
 〒530-0003 大阪市北区堂島2-1-31 ORIX堂島ビル6F
 TEL 06-4799-1600 FAX 06-4799-1602
 事業許可番号:派遣/般27-02-0213、紹介/ 27-02-ユ-0149

名古屋支店(2005年4月1日に開設いたしました)
 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-18-1
 ナディアパーク・デザインセンタービル7階デザインラボ#7
 TEL052-238-2300 FAX 052-238-2302
 事業許可番号:派遣/般13-07-0304、紹介/13-07-ユ-0239

関連会社:

 株式会社ウェブ・ワーカーズ

 デジタルハリウッド株式会社

 株式会社アイ・エム・ジェイ

参照先 → http://www.dsp.co.jp/company/about/

■企業理念:

企業理念:

 デジタルスケープは、次代の要求に応え、最新の技術および人材の育
成と供給を通して、ネットワーク社会の繁栄に貢献することにより、す
べてのパートナーの幸福を実現します

ビジョン:

 デジタルコンテンツ市場におけるワンストップソリューションプロバ
イダーとして、クライアント・パートナー双方にとってオンリーワンの
存在となる

■会社沿革:

1995年10月デジタルクリエイターに特化した人材ビジネスを主軸に、
      資本金60百万円にて東京都千代田区に設立

1996年 1月デジタルクリエイターの人材派遣業を開始

1997年 8月 大阪市北区に大阪支店 開設
11月大阪支店にてデジタルクリエイターの人材派遣業を開始

1998年 2月株式会社コンパック・コンピュータ及びマイクロソフト株
      式会社の協力で、本社内に「Advanced Training Center」
      を開設し、デジタルクリエイター育成を本格的に開始

1999年 2月 東京本社にて人材紹介業を開始
   10月 大阪支店にて人材紹介業を開始
   11月 本店所在地を東京都渋谷区に移転
2000年 2月東京本社にてインターネットコンテンツ制作・運用コンサ
      ルティングサービスについて、国際標準品質規格ISO9001
      を取得
    7月東京都目黒区に池尻オフィスを開設。アウトソーシングサ
      ービスを開始
2002年 2月アウトソーシングサービスにて開発したシステム「ACUTO
     (アキュート)」に「電子メールネットワークを通じて配達
      される質メールを集積処理してそれぞれに回答メールを作
      成して配達するための情報処理方法および情報処理システ
      ム」として特許を取得
    6月株式会社アイ・エム・ジェイと共同でWebサイトの運用・
      更新業務を行う「株式会社ウェブ・ワーカーズ」を設立
2003年 6月東京本社及び池尻オフィスを東京都渋谷区に移転
2004年 8月クリエイティブ業界初のマッチングシステム「Meets(ミ
      ーツ)」を開発
   11月 大阪支店を大阪市北区堂島・ORIX堂島ビルに移転
2005年 2月 大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場(コード番号:2430)
   4月愛知県名古屋市中区に名古屋支店を開設

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
$
$        新戦略と経営手腕、躍動の原動力
$
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

 適材適所は総論としてはその通りですが、各論としてのマッチングは
うまくいかない場合が少なくないと思います。

 デジタルスケープ社では、登録者のソフトウェアに対する技術が足り
なければセミナーを受講させ、実務経験が足りなければデジタルスケー
プ傘下の制作会社で実績を積ませています。

■適材適所

 企業のリソースの中で、”ひと”が能力を発揮できるかが一番重要で
はないでしょうか。”ひと”は、適性に合わない仕事では、やる気を失
い、成果が上がりません。
 適材を適所に配置することは、従業員の士気の向上や離職率の低下に
直結し、ひいては、企業の業績の強化や、大幅なコスト削減にもつなが
ります。
 適材とは、能力・適性がその仕事に一番あった人のことですが、能力
の基本には、
・知識、専門性、習熟、経験、技能などのスキル
・頭の良さ=思考力
・構築能力
・リーダーシップ
・動機
などが関係あるようですが、仕事と結びつく適性には、
・仕事への興味
・性格特性
・職業能力
・潜在能力
などが関係あるようです。
 しかし、これらを、具体的にどういう仕事とどのように関連づけるか
は、簡単な問題ではありません。
 従来の適正テストや決定者の判断で適材適所ができる企業は、限られ
ているのではないでしょうか。
 実際には、試行錯誤していることが少なくない、というのが企業の実
態ではないかと思います。

■人材マッチング

 人材紹介会社等では、具体的なケースごとに、人材のマッチングが必
要になります。
 マッチングがうまくいけば、派遣先決定までのスピードが早くなり、
差し戻し案件が減ります。
 これに対して、ミスマッチが起こると、差し戻し案件が増え、客先の
満足を得ることが難しくなり、客先からのリピートが期待できなくなり
ます。
 マッチングは人材紹介会社の生命線であり、ここに最大の努力を払う
必要がありましょう。
 そこで、
・新規登録者について
 事前にヒューマンスキル診断と職務スキル診断を受けてもらうことが
有効と思われます。
・既存の登録者について
 客先が求める即戦力を目指し、効率的にトレーニングを積む登録者を
増やす仕組みが必要ではないでしょうか。
・自助努力
・社内研修
・社外研修
を活用することだと思います。

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
$
$        編    集    後   記
$
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

 藤川辛鹿社長は、1957年生まれ。明大商学部卒業後、1979年に大沢商
会に入社。1984年に映像情報機器のフォトロンに入社。1995年にデジタ
ルスケーフを設立。

”ブロードバンド、携帯端末、カーナビ、情報家電などの普及で、デジ
タルコンテンツの市場は飛躍的に拡大しています。

 しかし企業には若手クリエイターを育てる余裕がありません。そのギ
ャップを埋め、業界が健全に発展していけるように、若手の育成や業界
基準の策定などを進めたいと考えています。”

 経済産業省資料:

 ブロードバンド時代におけるコンテンツ産業の人材育成について
 参照先→ http://www.meti.go.jp/policy/media_contents/downloadfiles/
1102CON4BB.pdf


 クリエーターのスキルマップ
 参照先→ http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/ji04_13_03.pdf

----------------------------------------------------------------

関連リンク:

 適材適所関係:

 サイト名:中小企業基盤整備機構
 URL: http://www.smrj.go.jp/

 サイト名:中小企業・ベンチャー総合支援センター
 URL: http://www.smrj.go.jp/center/head/index.html

 サイト名:中小企業ビジネス支援検索サイト J−Net21
 URL: http://j-net21.smrj.go.jp/

 人材紹介関係:

 サイト名:全国民営職業紹介事業協会
 URL: http://www.minshokyo.or.jp/

 サイト名:日本人材紹介事業協会
 URL: http://www.jesra.or.jp/

 サイト名:日本人材派遣協会
 URL: http://www.jassa.jp/

 サイト名:全国求人情報協会
 URL: http://www.zenkyukyo.or.jp/

----------------------------------------------------------------

 では、また、次回お会いしましょう!!

----------------------------------------------------------------

※記事参照元:日経情報ストラテジー2005年9月号
 コンテンツの著作権は発行人Ken Ishiyamaに属します。

----------------------------------------------------------------

 ご意見ご感想のメールをお待ちしております。但し、このメルマガで
公開されるリスクがありますのでご注意ください。

 広告についてはお気軽にメールでお問い合わせください。

 発行者 Ken Ishiyama
 e-mail  kishiym@yahoo.co.jp  ←ご意見もこちらへ

 バックナンバー ⇒  ../
 配信先の変更,解除: http://www.kaijo.com/

----------------------------------------------------------------




トップページ マネジメント パソコン英語
進学 ・資格 仕事 ・生活 技能ハッピーライフ