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■ ヒントと知恵!!
■ ----------- 企業の経営と人事の戦略と戦術
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■ 2014/6/28 第46号
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快適な職場づくり
◆あなたの職場は快適ですか?
働き手の立場から見ると、職場が快適であれば、気分も前向きになり、仕事の効率もアップします。
「忙しいから整理できない」と、ゴチャゴチャでどこに何があるかわからないデスクまわり、書類やファイルが山のように積み上げられたキャビネット……
これでは、仕事もはかどりません。
このような環境を改善し、仕事の効率アップを図るために知っておきたいのが、「5S」です。
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$ 「5S」実践のススメ
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◆「5S」とは何か
「5S」とは、製造業・サービス業などの職場環境の維持改善で用いられるスローガンです。
日本で生まれた概念ですが、日本国外で用いられることもあり、「ファイブ・エス (five S)」と言います。
各職場において徹底されるべき事項を5つにまとめたもので、4S運動に「躾」(習慣化の場合もある)を加えた5項のことを言います。
名前は、5項目のローマ字での頭文字がいずれもSとなっている事に由来します。
5Sに基づいた業務管理を5S管理・5S活動などと呼びます。
・整理(せいり、Seiri)いらないものを捨てる。
・整頓(せいとん、Seiton)決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく。
・清掃(せいそう、Seisou)常に掃除をして、職場を清潔に保つ。
・清潔(せいけつ、Seiketsu)3S(上の整理・整頓・清掃)を維持する。
・躾(しつけ、Shitsuke)決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける。
◆「5S」の実践
5S自体による効果は、職場環境の美化、従業員のモラル向上などが挙げられます。
こう言うと、単に職場をきれいにするだけの活動と思われがちです。
侮ることなかれ、生産性が低く改善が進まないとされる業種・企業・部門などに共通する問題として、「5S」のレベルの低さがあると指摘されています。
5Sの徹底により得られる間接的な効果として、業務の効率化、不具合流出の未然防止、職場の安全性向上などが挙げられます。
これは、整理整頓により職場をよく見るようになり、問題点などの顕在化が進むためであるとされています。
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$ より良い職場環境
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◆より良い職場環境づくり
年度の区切りを迎えるこの時期、まずは職場内の片づけから始めて、快適な職場づくり、効率の良い仕事ができる環境づくりを目指してみませんか。
5S活動の目的は、安全な職場をつくること、快適な職場をつくること、効率的な職場をつくることされますが、これらは手段であって真の目的ではありません。
5S活動の真の目的は、守ることを決めて、決めたことを守る風土を作ることです。
社員はもとより職場のリーダー、経営幹部、経営者が一丸となり、守るべき企業風土企業文化を醸成してゆくとともに人間本来の生き様の骨格となることが根底にあります。
◆実践している事例として
日本電産グループでは「、作法」を加えて「6S」または「3Q6S」としています。
東芝グループでは、「しっかり」「しつこく」を追加して「7S」とすることがあります。
プロトコーポレーションでも7Sとしていて、各階で掃除管理人を定めています。
セガでは、「習慣」「しつこく」「しっかり」「信頼」「スパイラルアップ」を追加して「10S-マネージメントの基本-」とし、アミューズメント施設店舗で復唱が行われています。
品質、安全、顧客サービスを向上させるのに不可欠な人づくりの基礎となるのが5S活動です。
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では、また、次回お会いしましょう!!
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