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■ ヒントと知恵!!
■ ----------- 企業の経営と人事の戦略と戦術
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■ 2015/11/28 第49号
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少子高齢化の進展と人口減少社会の到来に伴う労働力人口の減少の中で、潜在的
な能力を有する人々の労働市場への参加の促進が求められています。
女性の参画が進み女性の活躍する場面が多くなればなるほど、その潜在的な力が
発揮される可能性が大きいと思われます。
しかし、我が国では他の先進国に比較して女性の参画が進んでいません。
女性にとっての「働きやすい職場」とはどんな職場でしょうか。
◆現在の職場が「働きにくい」という女性は約半数
エン・ジャパン株式会社が、自社が運営する女性向け求人情報サイトでサイト利
用者の女性(1,037名)を対象に実施した「働きやすい職場」に関する調査があり
ます。
「現在の職場は、あなたにとって働きやすい職場と言えますか?」との質問に対し
て、
「働きやすい」(「言える」が15%、「どちらかといえば言える」が37%)との回
答が52%、
「働きにくい」(「どちらかといえば言えない」が30%、「言えない」が18%)が
48%
という結果になったそうです。
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$ 働きにくいと感じる理由と働きやすいと感じる理由
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働きにくいと感じる理由と働きやすいと感じる理由は、次のようなものです。
◆「働きにくい」と感じる理由は?
「働きにくい」理由として、
20代の回答は、
第1位「休暇を取りにくい」(52%)、
第2位「労働時間が適正でない・融通が利かない」(50%)、
30代・40代の回答は、
第1位「社内のコミュニケーションが円滑でない」(30代:53%、40代:60%)、
第2位「職場の雰囲気が悪い」(同46%、46%)
という結果になっています。
30代、40代の場合は、ワークライフバランスの面からは自らの働き方に合った職
場を選んでいるため、職場の人間関係などで悩む部分が大きいようです。
◆「働きやすい」と感じる理由は?
「職場の雰囲気が良い」
「労働時間が適正・融通が利く」
があげられています。
「働きやすい」理由として、
第1位は「職場の雰囲気が良い」(56%)、
第2位は「労働時間が適正・融通が利く」(51%)、
第3位は「休暇を取りやすい」(49%)
と続いています。
年代が上がると「自分のやり方で仕事を進められる」など、仕事を進めるうえで
融通性や自由度が働きやすさの意識に影響していることがわかります。
◆既婚女性は積極的に自ら働きやすい職場を選んでいる
上記の調査では、婚姻別では、既婚者は64%、未婚者は52%が「働きやすい」と
回答しているそうです。
既婚者のほうが職場に働きやすさを感じているところからも、仕事を続けている
既婚女性は「働きやすい環境を自ら選び取っている」ことがうかがえます。
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$ 女性の活用と今年度の新入社員の特徴・意識
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◆今年度の新入社員は「消せるボールペン型」
公益財団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」では、毎年、新入社員の
特徴をその年の流行などに例えて発表しています。
平成27年度の新入社員のタイプは「消せるボールペン型」と発表し、その特徴を
まとめました。
今年度の新入社員は、
「見かけは皆同じボールペンですが、その資質や特性は変化していて、見かけだけ
で判断せず、その最大の特質である書き直しができる機能を活かして活躍してほし
い」
という意味で命名されたそうです。
◆女性活用は無視できないテーマになっています。
企業や自治体などに女性の登用を促すための「女性活躍推進法」(女性の職業生
活における活躍の推進に関する法律)が今年8月28日に成立しました。
今後、企業は女性の活用や働き方について真剣に考えなければいけない時期にき
ているかもしれません。
女性の活躍を進める際には、単に労働力人口という量的な側面だけでなく、個々
の女性の能力をいかすという質的な側面に着目する必要があります。
教育機会の充実等によって女性の能力を高め、またそれを発揮できる環境整備を
進めていく必要があります。
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では、また、次回お会いしましょう!!
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